修理・メンテナンスの業務内容を記載する際は、業務の概要と目的、具体的な作業内容、自身の立場と役割を明確にしましょう。

例えば、次のように記述できます。

• 業務概要: 「機器の定期点検と修理業務全般を担当」
• 作業内容: 「毎日、現場で機器の点検を行い、必要に応じて部品の交換や調整を実施。特に、急な故障対応において迅速な対応が求められます。」
• 役割: 「チームの一員として、リーダーと連携しながら業務を遂行。」

避けるべき表現は、漠然とした言葉や、一般的な文言です。具体的な例を挙げることで、面接での掘り下げ質問にも自信を持って答えられます。例えば、「機器の修理を行った」という表現よりも、「○○機器のトラブルシューティングを行い、作業効率を20%向上させた」という具体的な成果を示すことが重要です。

困難を克服した経験を伝える際は、課題の発見と分析、解決への取り組み、得られた成果と学びを順に記載しましょう。

具体例として、以下のような構成が考えられます。

• 課題: 「ある機器が故障し、顧客に多大な影響を与えた。」
• 取り組み: 「原因を迅速に特定し、夜間作業で部品の交換を行った。」
• 成果: 「作業完了後、顧客から感謝の言葉をいただき、その後の受注にもつながった。」

このように具体的なエピソードを交えながら、自分の役割や貢献を強調することで、評価ポイントとなる「問題解決能力」や「顧客対応能力」をアピールできます。面接時は、何が苦労だったかや、どのようにチームを巻き込んだかについての質問が来る可能性が高いので、しっかり準備しておきましょう。

数値的な成果を示す際は、具体的な達成内容、数値で示せる成果、定性的な改善効果を明記します。

例えば、以下のように記載できます。

• 達成内容: 「定期メンテナンスを通じて、機器の故障率を30%低下させた。」
• 数値成果: 「修理時間を従来の2時間から1時間に短縮し、1日あたりの処理件数を50件から80件に増加。」
• 改善効果: 「顧客満足度調査で、満足度が80%から95%に向上した。」

良い例は、具体的な数値を用いて業務改善を示すことですが、避けるべきは抽象的な表現や実績の誇張です。面接で数値の根拠を求められた場合に備えて、実績を裏付ける具体的なデータや事例を準備しておくと良いでしょう。