面接での印象は、話し方や態度で大きく変わります。
好印象を与えるポイントをおさえて、内定につなげましょう。

話し方・受け答えの基本

1. 時間配分と構成

• 回答は30秒程度を基本に
• 結論→理由→具体例→まとめの順で構成
• 質問内容を意識した始まりと終わり

2. 声と態度

• 通常よりやや大きめの声で
• ゆっくり丁寧な話し方で
• 熱意を伝えたい部分は明るい声で

3. アイコンタクトなど

• 結論を述べる際は目を合わせる
• 考える際は適度に視線を外す
• 適切なタイミングでのあいづち
• 理解を示す表情やうなずき

話す内容のポイント

1. 信頼性を高める

• 事実に基づいた発言のみをする
• 具体的な経験を交える
• 数字や成果を挙げて示す

2. 表現方法

• 肯定的な言葉選びで
• 丁寧語を基本とする
• 二重敬語など過度な敬語は避ける

【面接で聞かれる主な質問と回答のポイント】

1. 「自己紹介をお願いします」

・時間目安：1分程度
・名前、職歴、代表的な実績、アピールポイントを簡潔にまとめる

2. 「志望動機を教えてください」

・具体的な体験や経験に基づいて説明
・なぜその業界、職種、企業なのかを明確に
・自身の将来像と企業の方向性を結びつける

3. 「希望する仕事内容は？」

・自身の経験やスキルとの関連性を説明
・企業にもたらせる価値を具体的に
・意欲と実現可能性を示す

4. 「転職理由は何ですか」

・現職を去る理由を前向きに説明
・応募先での長期的なビジョンを示す
・建設的な理由づけを心がける

5. 「前職/現職で注力したことは？」

・具体的な数字や成果を交えて説明
・応募先での活躍をイメージしやすい事例を選択
・取り組みのプロセスも簡潔に伝える

6. 「前職/現職で困難を克服した経験は？」

・課題、原因、解決策、結果を明確に
・応募先でも活かせる経験を選択
・具体的なアクションを示す

7. 「長所と短所を教えてください」

・具体的な体験に基づいて説明
・短所は改善への取り組みも必ず言及
・仕事に関連する特性を選択

8. 「周りからどんな人だと言われますか？」

・具体的なエピソードを交えて説明
・応募先が求める人物像を意識
・実際の状況や評価してくれた人を挙げる

9. 「キャリアプランを教えてください」

・具体的な目標と達成時期を明示
・実現のための段階的なステップを説明
・企業の成長と自己の成長を結びつける

10. 「質問はありますか」

・業務内容や企業の方向性について質問
・自身の考えも添えて質問すると◎
・事前の企業研究を示す機会として活用

具体的なエピソードを交えながら、面接官が応募先企業での活躍をイメージしやすいような内容を心がけましょう。

面接では以下のマナーに気をつけましょう。

• 服装：特に指定がなければ、紺やグレー系のスーツが無難
• 靴：よく磨いたものを着用
• 髪型：清潔感を重視し、フケや寝癖に注意

面接後のお礼メールは必須ではありませんが、熱意を伝える良い機会となります。
面接当日か翌日の午前中早めに送るのが望ましいでしょう。

面接対策や情報収集、移動時のサポートなどにアプリを活用することで、より効率的に転職活動を進められます。

情報収集・対策

ニュースアプリ

• 面接での時事問題対策
• 新聞社などの電子版ニュースアプリを利用
• 経済や業界動向、最新ニュースを把握できる
• リアルタイム記事も読めるため、直前の情報収集にも役立つ

SPI対策アプリ

• StudyProなどのSPI対策アプリ
• 多くの企業が採用選考に取り入れているSPI試験対策
• 移動中や待ち時間などを活用した隙間学習

地図アプリ

• Googleマップなどの地図アプリ
• 事前に検索し、時間を逆算して効率よく移動できる
• 目的地までの道順だけでなく、渋滞状況や電車の乗換案内も

コミュニケーション

ビジネスメール例文アプリ

• Wantedly「https://www.wantedly.com/campaign/shukatsu_mail_template」など
• 面接後のフォローや日程調整のメール返信に、例文が用意されたアプリを活用
• 適切な敬語や表現で、失礼のない文章をスムーズに作成できる

コーディネートアプリ

• KONAKAのコーディネートアプリなど
• 面接に適した服装の選び方や着こなしのポイントを調べられる
• 業界や企業の雰囲気に合わせたスタイリングのヒントが得られる
• 服装に自信がない人にもおすすめ

遠方での面接では、通常の面接準備に加えて、移動や宿泊に関する準備が必要です。
現地での急なトラブルに対応できるよう、前日入りを検討し、交通機関の遅延リスクを考慮しましょう。
また、面接会場周辺の下見をしておくと、当日の不安が軽減されます。

身だしなみ関連

携帯用スチームアイロン

• 長距離移動中にスーツやシャツについたしわを簡単に取り除ける
• ハンガーにかけたまま使用できるタイプが便利
• 面接直前でも短時間できちんとした印象に

スーツ用ハンガー

• 前日入りする場合、適切なハンガーでスーツを保管
• スーツ肩周りの型崩れを防止
• 肩幅が広く厚みのあるスーツ専用ハンガーを使う

移動・宿泊関連

スマートフォンのモバイルバッテリー・充電器

• 地図アプリや企業情報の確認などのバッテリー消費対策
• 予備の充電器があれば、緊急連絡手段を確保できて安心

折りたたみ傘

• 天候が急変した際に備え、コンパクトな折りたたみ傘を持参
• スーツが濡れると乾かす時間が必要なので雨対策は重要

携帯用洗濯洗剤

• シャツやブラウスの汗ジミやニオイが気になるときに便利
• 少量の洗剤があれば宿泊先で手洗いできる

そのほかの便利な物

目覚まし時計

• スマートフォンのアラームだけでなく別の目覚まし時計を用意
• 電池切れや設定ミスによる寝坊リスクを減らせる

ワイヤレスイヤホン

• 移動時間や面接前に音楽を聴いてリラックス
• 面接対策リスニング練習にも便利

コンパクトなメモ帳とペン

• 面接対策の復習や質問事項のまとめに役立つ
• デバイス充電切れ時のバックアップにも

面接に必要な書類や筆記用具以外にも、当日のトラブルに備えて持っておくと安心な物を紹介します。
事前に持ち物をまとめておくことで、面接当日の不安を軽減し、自信を持って臨めます。
バッグに余裕をもたせ、必要なものをコンパクトに収納しておきましょう。

身だしなみ

1. 手鏡

• 面接直前に髪型や服装の乱れをチェック
• 入室前の最終確認に役立つ

2. 口臭・消臭ケア用品

• 歯磨きセットやマウススプレーで清潔感を保つ
• 喫煙者や昼食後の面接では重要

3. くし・整髪料

• 移動中の髪の乱れをすぐに直せる
• コンパクトサイズのものが便利

4. エチケットブラシ

• 黒スーツはほこりが目立ちやすいのでブラッシングしておく

5. 携帯用靴磨き

• 靴の状態も印象を左右する
• 汚れをすぐに拭けるシートタイプが便利

6. 化粧直し用品（女性）

• メイクが崩れた際のお直し用
• パウダーやリップなど最低限の数に留める

トラブル対応

7. 折り畳み傘

• 急な雨に備えてコンパクトな傘があると安心

8. 常備薬

• 緊張による頭痛や腹痛対策
• 普段使用している薬を携帯

9. 予備のメガネ・コンタクト

• メガネが破損したりコンタクトを紛失した場合に備える

10. 予備のストッキング（女性）

• 伝線や破れなどのトラブル対策
• 同色・同デザインのものを準備

11. マスクとマスクケース

• 必要に応じてマスクを着用
• 収納ケースもあると便利

12. モバイルバッテリー

• スマートフォンの充電切れ対策
• 連絡手段を確保

13. 携帯用ソーイングセット

• ボタンが取れたりほつれたりした際の応急処置

書類・証明関連

14. 身分証明書

• 入館時に必要となる場合がある
• 免許証やマイナンバーカードなどを準備

15. 予備の証明写真

• 書類写真が不足していた際に役立つ
• 両面テープも準備しておくと便利

16. 印鑑・朱肉

• 交通費精算や押印忘れの書類対応に
• 認印を携帯しておく

その他あると便利な持ち物

マルチワークケース

• 筆記用具や小物をまとめて収納できるケース
• ひとつ準備しておけば必要なものをスムーズに取り出せる

ボディシート
夏場や複数の面接を受ける日の身だしなみに

面接に向かう際、適切な準備は好印象を与えるだけでなく、安心感にもつながります。
当日に慌てないよう、必要な持ち物をあらかじめ確認しておきましょう。

1. バッグ
A4サイズの書類が入るマチ付きのバッグを用意しましょう。
面接では履歴書や職務経歴書を持参するほか、企業から資料を受け取ることもあります。
書類はクリアファイルに入れて折れやシワを防ぎましょう。

2. 応募書類一式

• 履歴書・職務経歴書の原本
• 企業が指定するポートフォリオ
• 応募書類のコピー（質問時の確認用）

3. 文房具

• ボールペン・シャーペン・消しゴム（筆記試験や適性検査用）
• スケジュール帳（次回面接日程の調整用）
• メモ帳

4. 時間管理

• 腕時計（シンプルなデザイン）
  ※面接中にスマートフォンで時間を確認するのはマナー違反とみなされることがあります

5. 通信・連絡手段
スマートフォン（会場到着後は電源オフ）
応募企業の連絡先情報メモ
交通系ICカード（事前チャージ済み）
予備の現金（交通トラブル時のタクシー代など）

6. 衛生用品
ハンカチ・ティッシュ

7. 企業情報

• 会社案内資料や地図のプリントアウト
  紙でも持参しておくと安心です。

【プレゼン面接の種類】

・製品やサービスのプロモーション提案
・販促キャンペーンの企画立案
・自己PRや志望動機のプレゼン
・イベントの企画提案

評価ポイント
・事前課題への理解度と企画力
・プレゼン資料の作成力
・発表時のコミュニケーション力
・準備に取り組む熱意と志望度

【発表準備のコツ】

・想定質問への回答準備
・時間配分の確認
・話し方の抑揚や間の取り方
・ジェスチャーの活用方法

【成功のための実践ポイント】

・聞き手を意識した説明
・質疑応答への柔軟な対応
・時間管理の徹底
・熱意のある態度で臨む

【見やすい資料のポイント】

PREP法による構成
・Point：最初に結論を提示
・Reason：結論を裏付ける理由
・Example：具体的な事例の提示
・Point：結論の再確認

資料作成の基本原則
・1スライド1要点の徹底
・視覚的な分かりやすさ
・適切な情報量の調整
・制限時間内での構成

デザイン面での工夫
・余白を適度に確保
・文字サイズの統一
・配色は3色程度に抑える
・図表を効果的に活用

NGな表現方法
・情報の詰め込みすぎ
・過度なアニメーション
・カラフルすぎる配色
・ポップすぎるイラスト

リモート面接では事前準備を入念に行ない、落ち着いて臨むことが好印象につながります。

【リモート面接の印象管理】

環境面の準備
・背景は白壁などシンプルに
・フロントライトで顔を明るく
・通信環境の事前確認
・余計な物が映り込まない配置

身だしなみのポイント
・スーツ着用が基本
・ナチュラルなメイク
・顔がよく見える髪型
・マスクは外す

【コミュニケーション面の工夫】

話し方の注意点
・カメラを意識した目線
・適度な声の大きさ
・表情は少し大げさめに
・姿勢を正しく保持

入退室のマナー
・10分前には入室準備
・機器の動作確認
・丁寧な挨拶
・退室時の礼儀

副業経験は、追加のスキルや意欲を示すいいアピールポイントです。
副業経験を活かすポイントは、その経験が応募先でどう活きるかを具体的に説明することです。
企業の副業に対する方針を踏まえたうえで、失礼のない表現方法を選びましょう。

【面接でのアピールポイント】

** 1. 副業で得た強み **
・新たに習得したスキル
・異なる業界での経験
・時間管理能力
・主体的な学習姿勢
・複数の役割の遂行力

** 2. 伝える内容 **
・副業を始めた目的
・本業との両立方法
・得られた具体的成果
・今後の活用方針
・学んだ教訓

【事前に確認すること】

・企業の副業方針
・就業規則の確認
・利益相反の有無
・勤務時間の調整
・企業理念との整合性

未経験職種への転職では、前職で培った汎用的なスキルや経験を具体的に示しましょう。
即戦力として活躍できる可能性を強くアピールできます。
前向きな学習姿勢と柔軟な適応力を示すことも忘れずに。

【アピールのポイント】

1. 汎用的なスキル
・プロジェクト管理能力
・コミュニケーション力
・問題解決能力
・チームワーク経験
・リーダーシップ実績

2. 業務共通の要素
・顧客対応の経験
・データ分析力
・業務改善の実績
・目標達成の方法
・時間管理能力

【具体的な伝え方】

1. 実績の転用例
・数値化された成果
・具体的なエピソード
・改善事例の応用
・成功体験の活用
・失敗からの学び

2. 説明のコツ
・志望職種との関連性
・具体的な活用方法
・成長過程の説明
・学習意欲のアピール
・適応力の強調

入社後に「社風や社内の雰囲気が合わない」と感じるミスマッチが起きないよう、転職先の雰囲気をつかんでおきましょう。

【面接での確認方法】

1. 質問による確認
・「御社の社風の特徴を教えてください」
・「配属予定部署の雰囲気はどのようですか」
・「社員の成長をどのようにサポートしていますか」
・「評価制度について教えてください」
・「職場での交流はどの程度ありますか」

2. 観察ポイント
・面接官の受け答えの様子
・社内の服装や雰囲気
・オフィスの様子
・社員同士の関係性
・休憩スペースの状況

【事前の情報収集】

1. 公式情報の確認
・企業のホームページ
・採用サイトの内容
・会社案内やパンフレット
・企業のSNSアカウント
・プレスリリース

2. 外部情報の活用
・クチコミサイトの評価
・OB/OG訪問
・転職エージェントからの情報
・企業説明会への参加
・インターンシップの活用

【確認のコツ】

1. 具体的な質問
・前職との比較を交えた質問
・具体的なエピソードの確認
・数値で示せる情報の収集
・実例を挙げての確認
・将来のビジョンに関する質問

2. 複数の視点での確認
・複数の面接官への質問
・現場社員の様子観察
・採用担当者以外への確認
・広い情報源の活用
・総合的な判断

企業研究のメリット

• 表面的な情報だけでなく社風や将来性まで理解できる
• 自身のキャリアプランとの適合性を正確に判断できる
• 面接時の質疑応答でも的確な受け答えが可能

企業研究のやり方

1. 基本情報の確認

• 企業の公式サイトで理念や事業内容を確認
• 決算情報や年次報告書で財務状況を把握
• 採用情報から求める人材像を理解

2. 最新動向の調査

• プレスリリースで新規事業や展開を確認
• ニュース記事で企業評価や市場での位置づけを把握
• SNSで企業の発信内容や社風を確認

3. 業界研究との併用

• 業界全体のトレンドを理解
• 主要競合との比較分析
• 市場における強みと課題の把握

★企業研究には複数の情報源を活用して、多角的にアプローチしましょう

【質問の意図】

応募者のキャリアプランと企業の成長戦略との整合性の確認

【回答のコツ】

1. 5年後の目標

• 担当したい職務や役割
• 習得したい専門スキル
• 目指す役職レベル

2. 10年後の展望

• 組織での立場や役割
• 専門性の方向性
• 影響力の範囲

【回答の構成】

1. 具体性を持たせる

• 数値目標の設定
• 具体的な役職名
• 必要な資格や実績

2. 企業との結びつき

• 企業の成長戦略との関連
• 組織への貢献方法
• 事業展開との整合性

3. 実現可能性の提示

• 現在の経験との接続
• 段階的な成長プロセス
• 必要なスキル習得計画

【回答例】

「5年後には、○○の専門性を活かしてプロジェクトリーダーとして××の分野で成果を出し、チーム全体の生産性向上に貢献したいと考えています。10年後には、その経験を基に△△の領域でマネージャーとして後進の育成に携わりながら、会社の成長戦略に沿った新規事業の立ち上げにも挑戦したいと考えています」

【POINT】

• 夢物語ではなく、実現可能な具体的なステップを示すこと
• 企業の将来像と自身のキャリアプランを結びつけて説得力アップ

【質問の意図】

• 具体的な行動力と成果を出す能力を確認したい
• 「何を」「どのように」「どれだけ」取り組んだのか聞きたい
  

【回答のコツ】

1. 具体的な行動内容
2. 数値による成果の提示
3. 取り組みのプロセス説明

NG：
「顧客満足度の向上に力を入れ、常にベストな提案ができるよう心がけていました」
→ × 具体性に欠け、実際の行動や成果が見えない表現

OK：
「営業効率の向上のため、商談前の準備に特に注力しました。具体的には、業界分析シートを作成し、顧客ごとの課題を事前にいくつか想定し、それぞれに対する解決策を用意しました。その結果、商談の成約率が前年比で15%向上し、月間MVPを2回受賞できました」
→ ◎ 具体的なエピソードと数値を交えた回答

【回答の構成】

1. 注力したポイント

• 具体的な業務や課題
• 取り組みの背景

2. 実施した施策

• 具体的な行動内容
• 工夫した点
• 使用したツールや方法

3. 得られた成果

• 数値での実績
• 周囲からの評価
• 組織への貢献

【おすすめの補足点】

・施策の結果、どんな変化があったかまで言及
・チーム全体への影響にも触れる
・今後の展望まで示せるとなお良い

抽象的な表現ではなく、実践的な取り組みを示し、実力と成果をアピールしましょう。

【回答の目安】

一般的な転職：内定から2ヶ月前後
在職中：引き継ぎ期間を考慮
退職済み：できるだけ早い時期

【在職中の場合】

• 現職での引き継ぎ期間の説明
• 退職時期の見込み
• 具体的な入社可能時期

【退職済みの場合】

• 即時入社可能である旨を伝える
• 研修時期に合わせた提案
• 準備期間の活用方法

【入社時期が遅くなる場合】

• 遅延の理由を簡潔に説明
• 具体的な時期の提示
• 準備状況の説明を添える

おすすめの回答例：
「現在の職場での引き継ぎ期間を考慮すると、内定をいただいてから2ヶ月後の○月頃を予定しています。ただし、できる限り早期の入社に向けて調整させていただきます」

【POINT】
入社可能時期を尋ねられたら、入社への準備状況と、現職場への責任感のバランスを示す

面接で設けられる質問時間は、企業への関心と理解度を示すチャンスです。
企業研究を十分に行ない、建設的な質問を準備すれば、より良い印象を残して面接を終えられます。

【質問時の基本姿勢】

• 事前に質問を準備しメモを用意
• 面接官の役職に応じた質問内容を選ぶ
• 企業研究をしたうえでの具体的な質問を
  ★メモを見ながら質問することで、仕事への真摯な姿勢のアピールに◎

【おすすめの質問】

1. 人事担当者への質問

• 評価制度について
• 研修制度の詳細
• キャリアパスの具体例

2. 現場責任者への質問

• 具体的な業務の進め方
• 部署内での役割分担
• チーム体制について

3. 共通して使える質問

• 入社後の目標設定方法
• 成長につながる機会について
• 職場の雰囲気や社風

【避けるべき質問】

• 企業サイト上で分かる基本的な情報
• 給与や休暇など待遇のみの質問
• 安易な質問や準備不足な質問

【質問の意図】

**「未経験でも活躍できる可能性」**の見極め

【回答のコツ】

1. 業界・職種への理解度を示す

• 志望業界の市場動向
• 職務内容の具体的な理解
• 必要とされるスキルの把握

2. 転用可能なスキルを説明

• 前職での経験と新職種の共通点
• 汎用的なスキル（コミュニケーション力など）
• 問題解決能力の具体例

3. 学習意欲とキャリアビジョン

• 独学や資格取得への取り組み
• 業界セミナーへの参加実績
• 将来のキャリアプラン

【回答の構成】

①志望動機（なぜこの職種に興味を持ったか）
②自己分析（活かせる経験・スキル）
③学習計画（どのように成長していくか）

【POINT】

• 単なる興味や憧れではない現実性を示す
• 業界理解と実践的なスキル転用の可能性を強調
• 未経験を補う具体的な行動や努力をアピール
• 自分の可能性と成長意欲を強調する

【質問の意図】

• 仕事への姿勢の確認
• 会社の求める人物像との相性を確認

【回答のコツ】

• 応募企業の求める人物像を意識
• 抽象的な美辞麗句を避け、具体例を挙げる
• 実際の業務経験に基づいた説明

【回答の構成】

1. 企業研究を活かす

• 求人票に記載された必要な人物像を確認
• 企業の理念や価値観との接点を見い出す
• 企業特有の課題に対する意識を示す

2. 具体的なエピソードを用意

• 過去の実務経験から具体例を選択
• 数値化できる成果があれば含める
• チーム内での役割や貢献を説明

3. 実践的な行動指針を示す

• 日常業務での具体的な取り組み
• 問題解決への実践的なアプローチ
• 他メンバーとの協力における工夫

例：「私は○○を大切にしています。前職では実際に△△の場面で◇◇のように実践し、××という結果を得ました」
→具体例を交えた構成にすると説得力がアップ

【質問の狙い】

• 面接官は「この人が入社したら、どのように活躍してくれるのか」をイメージしたい
• 応募先の業務内容を理解しているか
• 会社への具体的な貢献をイメージできているか

【回答のコツ】

・求人票に記載された内容と自身のスキルを結びつける
・具体的な業務内容に触れながら、短期的・長期的な目標を示す
・会社への貢献度を具体例とともに説明する

【回答構成】

1. 短期目標（入社〜1年程度）

• 既存の業務の早期習得
• チームへの円滑な適応
• 具体的な数値目標の提示

2. 長期目標（3〜5年後）

• 専門性の向上
• 新規プロジェクトへの参画
• 後輩の育成や組織への貢献

【POINT】

★企業研究で得た情報を活用
★会社特有の課題や需要に対して、どう貢献できるかを具体的に説明
★自身の経験や強みと結びつけて、より説得力のある回答に

面接における成果・失敗経験の質問は、仕事への取り組み方や成長性の確認が質問の意図です。

【成果の答え方】

• 具体的な数字を交え、成果に至るまでのプロセスを中心に説明
• 目標達成のための工夫や、チームとの協力体制に触れる
• 経験から学んだことや、応募先の業務にどう活かせるかまで言及

【失敗経験の答え方】

• 失敗の原因を客観的に分析し、どう対処したか
• 失敗から得た教訓と、業務改善につながった具体例
• 現在はどのように活かされているかまで言及

結果だけを述べるのではなく、そこに至るまでの思考プロセスや行動を具体的に説明しましょう。
失敗を恐れずに積極的にチャレンジする姿勢や、常に改善を意識している点もアピールしましょう。

【質問の意図】

• 応募者の熱意と準備度を測る
• 単なる「入社したい理由」と捉えず、企業と自分の相互価値を示す

【回答の基本構成】

• 企業の強みや特徴
• その強みと自身の経験・スキルとの接点
• 入社後の具体的な貢献イメージ

【準備のポイント】

1. 企業研究を徹底

• 企業のサービスがあれば実際に利用
• 企業の歴史や方針を調査
• 企業のニュースやプレスリリースをチェック

2. 説得力を高める工夫

• 具体的なエピソードを織り交ぜる
• 数字や事実に基づいた発言を心がける
• 自社の商品・サービスへの理解を示す

【回答のコツ】

• 「御社のために」を主語にした文章を意識
• 一方的な自己PRは避ける
• 企業の課題やニーズに対する解決策を示す
• 表面的な情報だけでなく、深い理解を示す

よく使用する表現を言い換えてバリエーションを持たせると、面接官や人事担当者に好印象を与えます。

「頑張る」の言い換え：意欲をアピール

• 目標達成への姿勢
  「邁進する」「精進する」「励む」
• 具体的な行動
  「注力する」「尽力する」「全力で取り組む」
• 継続的な努力
  「精一杯」「妥協せず」「最善を尽くす」

「取り組んだ」の言い換え：主体性・積極性をアピール

• リーダーシップ
  「推進する」「実行する」「発揮する」
• 挑戦姿勢
  「立ち向かう」「事にあたる」「力を注ぐ」
• 自己啓発
  「研鑽する」「奮励する」「勤しむ」

「考える」の言い換え：思考力をアピール

• 分析力
  「検討する」「考慮する」「想定する」
• 判断力
  「思案する」「推察する」「結論づける」
• 総合力
  「思慮する」「熟考する」

「わかった」の言い換え：理解力をアピール

• 業務習得
  「把握した」「認識した」「理解した」
• 知識獲得
  「学んだ」「見出した」「知見を得た」
• 気づき
  「判明した」「解釈した」

難しい言葉を使いすぎると不自然な印象を与えかねません。
自然な文脈で使用できるよう、事前に練習して伝わりやすい表現を選びましょう。

面接での話し方では、PREP法を活用しましょう。
PREP法とは「結論・理由・具体例・まとめ」の4つの構成から伝えるものです。
簡潔かつ分かりやすく伝えることで、面接官に好印象を与えます。

【PREP法】

1. 結論（Point）

• 質問の意図を正確に理解する
• 簡潔に結論を述べる
• わかりやすい言葉を選ぶ

2. 理由（Reason）

• なぜその考えに至ったのか説明
• 自分の言葉で誠実に伝える
• 論理的な展開を心がける

3. 具体例（Example）

• 実体験に基づく事例を挙げる
• 数値や成果を具体的に示す
• 学びや成長が伝わる内容を選ぶ

4. まとめ（Point）

• 最初の結論に立ち返る
• 一貫性のある主張を維持する
• 簡潔にまとめる

話し方の基本

• 回答は1分半程度を目安に
• 深掘りされた際に詳しく説明する
• 明るく前向きな態度を維持する
• 質問の意図に沿った回答を心がける

マナーと印象管理

• 面接開始時の挨拶とお礼
• 終了時の感謝の言葉
• ネガティブな話題は簡潔に
• 学びや改善点を強調する

転職面接における評価基準は、経験者と未経験者で大きく異なります。

未経験者の評価ポイント

1. 学習意欲とポテンシャル

• 新しい分野への挑戦意欲
• 自己啓発の実績
• 具体的な学習計画

2. 汎用的なスキル

• これまでの職務で培った対人スキル
• プロジェクト管理能力
• 問題解決力

3. 企業文化との適合性

• 企業理念への共感度
• チームワークの姿勢
• コミュニケーション能力

経験者の評価ポイント

1. 実践的なスキルと実績

• 過去の具体的な成果
• 専門知識の深さ
• 即戦力としての可能性

2. キャリアビジョン

• 5〜10年後のキャリア展望
• スキル向上への意欲
• 当社での役割イメージ

3. 選考動機の具体性

• 企業選択の明確な理由
• 業界理解度
• 職務内容への理解

共通の評価ポイント

• 長期的なキャリア展望
• 職場環境への適応力
• コミュニケーション能力

経験者・未経験者を問わず、企業が求める人材像に合致することを示しましょう。
そのためには、事前の企業研究と十分な自己分析が欠かせません。
自身の強みを活かしつつ、説得力のあるアピールを心がけてください。

面接では、段階によって評価のポイントが異なります。
各段階での面接官の視点から、内定率の上がる効果的な対策をしましょう。

一次面接

面接官：主に人事部門

• 基本的なビジネスマナー
• 応募者の人柄や態度
• 職歴やスキルの概要確認

【対策】

• 経歴や実績を分かりやすく説明する
• 具体的なエピソードを交えて人柄をアピール
• 志望動機を簡潔に伝える

二次面接

面接官：マネージャークラス

• 実務能力の詳細確認
• チームワーク力の評価
• 部署への適合性判断

【対策】

• 業務経験を具体的に説明
• チーム内での役割や貢献を強調
• 部署の課題に対する提案を準備

最終面接

面接官：役員クラス

• 企業理念への共感があるか
• 長期的な貢献可能性
• 入社後のビジョン

【対策】

• 徹底的な企業研究を行う
• 会社の将来性への見解を準備
• 具体的な貢献プランを提示

内定獲得につながる効果的な伝え方のポイント

将来のビジョンを示す

例：「御社で長期的にキャリアを築きたい」「御社の未来を考えて〜」
長期で働く意思表示は、採用側の求めるポイントと合致します。
3年後、5年後など具体的な数字を示し、目標を明確に伝えて意欲をアピールします。

具体的な貢献プランを提示

企業研究に基づいた具体的な提案

• 自身の強みと企業ニーズの接点
• 実現したい具体的な施策や目標
• 数値目標があれば併せて提示

協調性・チームワークのアピール

例：「周囲のサポートもあって成果を出せた」「環境に恵まれていた」

• 過去の経験での具体的な協業事例
• チームメンバーへの感謝の意
• 組織の一員としての意識
  周囲と協力する協調性や、謙虚な人間性をアピールできます。

成長意欲を表現

例：「○○までに△△の資格を取得する」「○年後には△△できる人材となる」
年数などを入れた具体的な成長プランを示し、強い向上心をアピールできます。

面接では、伝え方ひとつで印象が大きく変わります。
これらの要素は、自然な流れで会話に組み込めるとベストです。
準備した内容を暗記して話すのではなく、自分の言葉で誠実に伝えましょう。

面接で答えに詰まりやすい質問には、あらかじめ回答の準備をしておきましょう。

例：「なぜ他社ではなく当社を選んだのですか？」

好印象な返答：

1. 企業の特徴や強みに言及
2. 自身のキャリアプランとの関連性を説明
3. 具体的な貢献イメージを提示

例：「当社が第一志望ですか？」

複数検討している場合：
「第一志望群です」
→「第一志望」＝『一社のみ』と言い切らず、『群』を添える

例：「入社可能時期はいつですか？」

好印象な返答：
「○月からの入社を希望していますが、貴社のご要望に可能な限り沿えるよう調整させていただきます」

より詳細な書類作成のアドバイスや面接対策については、「すごい履歴書」の面接対策サービスを活用すると、さらに効果的な準備が可能です。

面接において、退職理由の説明は重要なポイントです。
退職理由はできるだけポジティブな表現に言い換えて伝えましょう。

退職理由を伝える際の基本

1. 前職への感謝の気持ちを忘れない
2. 将来に向けた前向きな姿勢を示す
3. 具体的な行動や目標を含める
4. 企業にとってもメリットのある表現を心がける

ポジティブな言い換え例

1. キャリア関連の理由

× NG

• 「仕事が面白くない」
• 「成長できる環境ではない」

◎ OK

• 「より専門性を高められる環境で挑戦したい」
• 「新しい技術やスキルを習得し、さらなる成長を目指したい」

2. 労働環境に関する理由

× NG

• 「残業が多すぎる」
• 「休みが少ない」

◎ OK

• 「業務効率を高め、より生産性の高い働き方を実現したい」
• 「ワークライフバランスを整え、自己研鑽の時間も確保したい」

3. 人間関係に関する理由

× NG

• 「上司との関係が良くない」
• 「職場の雰囲気が合わない」

◎ OK

• 「より活発なコミュニケーションができる環境で働きたい」
• 「チームの一員として、積極的に意見交換ができる職場を希望」

1.積極的に発言
自分の番を待つだけでなく、適度に発言の機会を作りましょう

2.他者の意見に耳を傾ける
自分の発言だけでなく、他の人の意見にも注目して適切に反応します

3.協調性をアピール
他の候補者の意見を肯定的に捉えて、チームワークやコミュニケーション力を強調

4.簡潔に話す
だらだらと冗長して話さず、要点を絞って話すことで仕事ができる人という印象に◎

5.口角を上げてアイコンタクトを心がける
表情豊かに対応して好印象！

6.自分の個性や強みを活かした回答
他の候補者と比較される中でも自分らしさをアピールしましょう

応募者の自己分析能力と課題解決力を見極めるため、面接では「強み・弱み」についてよく質問されます。

回答例：
「私の強みは粘り強さです。前職では、困難な案件でも諦めずに取り組み、クライアントから高評価を得ました」

回答例：
「私の弱みは、細かいミスをしてしまうことです。そのため、ダブルチェックの習慣を徹底づけることで、業務の精度が向上しました」

4つの項目を入力するだけで面接の質問集が完成する「すごい面接・想定問答集」を活用すれば、さまざまな面接問答を予習しておけるので安心です。

1. 適切な時間配分

・時間配分：1〜2分程度
★長すぎる自己紹介は面接官の興味・集中力を低下させます

2. 自己紹介の順序

・名前
・現職/前職
・現職/前職の職務内容
・職務経歴
・応募理由

【注意点】

・経歴は時系列で簡潔に
・現職での具体的な成果を1～2つ
・志望動機＋自己PRを組み込む
・応募先の求める人物像を意識

【事前準備のポイント】

・構成を箇条書きにしてまとめておく
・要点を押さえて練習
・時間を計りながら話す練習
・家族や友人に聞いてもらう

自己紹介は第一印象を左右する、面接における大切なスタートです。
面接官の興味を惹く内容を、簡潔に伝えましょう。
話す内容を事前に整理して練習を重ねることで、自然な流れの自己紹介ができるようになります。